琉球王国伝統菓子 ちんすこう

■『ちんすこう』とは・・・
ちんすこう(金楚?)とは、琉球王朝時代から沖縄県で作られている伝統的な菓子のひとつです。小麦粉、砂糖、ラードを主原料とした焼き菓子でビスケットのような食感と、控えめの甘さが特徴です。日本茶やコーヒーのお茶請けに限らず、アイスクリームの口休めやトッピングにも用いられています。観光を主な産業としている沖縄県の土産物品として有名です。そもそもちんすこうは琉球王朝の後期に王宮の料理人であった者達が冊封使の食事を賄う為に渡った中国で習得した中国菓子と、薩摩藩の在番奉行の接遇の為に本土の料理人から学んだ日本菓子を琉球独自の菓子として作り上げたもので、元来は琉球王朝の王族や貴族のみが祝い事などの時に食べることの出来る貴重なお菓子として珍重されていたとのこと。現在では子供から大人まで手軽に食べられるお菓子として県内外で親しまれております。